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「セミラミスの天秤」レビュー

*7/6:【プレイ感想】に追記

【第二十四作目 セミラミスの天秤】
セミラミスの天秤


【予備知識】
友人K情報:メインヒロインが桐谷華だと何故もっと早く言わない。
パッケージ情報:店舗特典の重要性を、友人Kに教えてくれた作品。

【作品紹介】
ブランド:キャラメルBOX
発売日:2014/06/27
ジャンル:ADV
シナリオ:嵩夜あや
原画:のり太
楽曲製作:Funczion SOUNDS
ボーカル:Marica
価格:¥8,800 (税込¥9,504)

【ヒゲトニオの所感的な作品解説】
「キャラメルBOX」といえば、一般コンシューマーにも移植された作品で
大ヒット作の「処女はお姉さまに恋してる」を筆頭に、
実力派ブランドとして、安定した作品を作り続けているようですが、
調べてみたら何やら複雑な事情を抱えていそうな様子・・・
スタッフも非常にシンプルで、しっかりと各部門にエースが存在しているということでしょうか。

【ストーリー】
「――幻聴が聞こえる」
頭を打った影響なのか、時折ノイズ混じりに、聞こえるはずのない声が聞こえるようになっていた。
医者には 「軽傷、いずれ治る」 と言われたものの、なんとも落ち着かない―― そんな日々に “彼女” が現れる。

神尾愛生。 転校初日にクラスの男子を総て虜にした美少女。
だが、玲児だけは盛り上がる友人たちをよそに、彼女の微かに虚ろな瞳が気に掛かっていた。
夜、コンビニから帰る途中、玲児は愛生と出逢う。
「速水くん、だっけ―― キミは魔術士になれる資格があるね」
艶やかな微笑みとまったく噛み合わないその言葉を聞いて、不思議と玲児は身体が震え出すのを感じる。
独り暮らしのアパートにそのまま押し掛けられ、なぜかそのまま住み着かれるハメに陥る玲児。
だが “悪魔” を自称する愛生には、なぜか逆らえないのだ。 とにかく弁が立つし、まるで透けて見えてでもいるかのように心が読まれてしまうのだ。

「――あの子、嘘つきだね」

そんな愛生の “力” はクラスメイトたちにも容赦なく発揮されていく。
愛生と行動を共にするだけで、友人たちの恣意がまるで薄紙の裏に書かれた文字のように暴き出されていく。
もしかして本当に、愛生は悪魔なのか―― そんな気持ちさえ湧き上がってくるが、なんら超常的なことが起きているというわけではない。
ただ彼女はささやくだけ。 それだけで、玲児の周りには今までとはまったく異なる人間関係が築き上げられていく――
それはまるで、嘘で塗り固められた 優しい牢獄 であるかのように。
玲児は、そんな愛生の “牢獄” から抜け出すことは出来るのだろうか……?


【ヒゲトニオの所感的なストーリー解説】
つい最近、頭に怪我したことにより幻聴が聴こえるようになった"普通"の高校生である主人公の前に現れた
自らを悪魔と称する ブロリーのような頭の残念なヒロイン(桐谷華) 超メインヒロイン。
そもそも主人公が頭の怪我が原因で幻聴が聴こえてしまうのは、果たして"普通"といえるのでしょうか。

話を戻して、悪魔の囁きで日常が崩れていき、「嘘で塗り固められた 優しい牢獄」から抜け出す・・・
「悪魔」、「囁く」、「嘘」、「牢獄」と、ダークな単語が飛び交うストーリーですが、
果たしてハッピーエンドが待っているのでしょうか。
それだけが心配です。

7大要素解説


【システム】E
あまり過激なことは書きたくありませんが・・・
結論からいうとクソです。

①機能しないセルフなスキップモード
②遅すぎて欠伸の出るCTRLスキップ機能(当然ながら未読も問答無用でスキップします)
③未読テキストすら飛ばしてしまうジャンプ機能
④一部でセーブできない選択肢
⑤シーン切り替えのアイキャッチで体感3~4割のフリーズ
⑥主人公視点と主人公以外視点を差別化していたのに混同するテキスト枠
⑦注釈のタイミングミス
⑧二回押さないと飛ばせない文字送り(これはヒゲトニオのPC環境もあるかもしれません)

列挙しただけで、これだけの内容になっており
実際にプレイしていると、不便すぎて非常にストレスが溜まります。
既に発売日前に演出追加や誤字・脱字の修正パッチが配布されており

クリア後のオマケ要素が、それなりに他ゲーより充実していたので、加点して「E」ランクですが
穴埋めにもならない「スタッフルーム」、やるだけ時間の無駄だった「隠しオマケシナリオ」
「F」でも「G」でも通用するレベルで、(パワプロだと初期能力)
これならロープライス作品とか同人作品でも、もうちょいマシなシステムの作品が出せます。

選択肢によってLOWルート、CHAOSルートと分岐するシステムは、
シナリオ展開ともマッチして良い発想なのですが・・・


【グラフィック】B
イベントCGの総数は73枚と標準的ですが、グラフィックは良い感じで、
特にOPのビル群の書き込みや、シーンに応じたキャラクターの表情、数少ないシーンでも用意する背景、
キャラクターの携帯ゲーム機の持ち方など、かなり細かく描かれています。

あのキャラクターのEDに出てくる顔の見えない背景キャラは、もしかして・・・とか色々と思わせぶりな一枚絵もあり
見返すと発見もあって、面白いです。

なんといっても、サブキャラにしては異常にクオリティーの高いキャラクターが多く
メインヒロインに負けないぐらいの、力の入りように驚きます。
それがシナリオにも活きてくるので、この点は非常に評価されていると予想されます。

後は・・・回想シーンで別キャラの立ち絵という明らかなミスが残念でした。


【サウンド】C
大別すると「日常パート」と「シリアスパート」に分かれており
細かくすると、"ほのぼの"とか"ミステリー"とかに分かれますが
如何せん全25曲ありながらバリエーションが少ないです・・・

当然ながら「必殺の一曲」は存在せず、主題歌が良かったので
最終的には「C」ランクですが、
BGMだけでいうと「D」ランクです。

SEは細かく、BGVも豊富にあるので新鮮でしたが
パックの自動販売機で投入する小銭の音が4回だったので90円と思われますが
こういうときは普通に100円を投入するような?とか

BGVの主張が少し強かったりと、個人的には楽しめたのですが
人によってはイマイチだったりするかもしれません。


【キャラクター】B
優等生な感じのキャラクターデザインで、どのキャラクターも端正な顔立ちですが
やや童顔寄りで「しょうゆ顔」という印象です。

でも表情は豊かで、顔文字みたいな顔になったり、ミッフィーみたいな顔になったり
他の作品では顔面崩壊レベルが、どのヒロインにも用意されていて良いですね!

超メインヒロインの二人は良く喋り、個性も十分に引き出せていますが
なんというか扱いが「人外」なので別格として、相対的に他のメインヒロインの魅力が薄れていました。
イチャラブ作品でもないので、個性は十分でも魅力的なシーンが少ないと、ほとんどルックス勝負なので
後は絵柄が好みかどうかで分かれるような気がします。

先述したように、サブキャラの出番も非常に多いのですが
ただでさえ解像度が上がったことにより、グラフィックに予算を割くブランドが増える昨今のエロゲ業界で
専用のグラフィックが用意されているなんて高待遇が、簡単に手に入るはずもなく
ほとんどが実験台にされる道化か、一部は悲惨な目に遭う可哀想なキャラクターも居ました。


【シナリオ】C
ジュブナイル世界観に見せかけて、現実世界観と思わせて、実際は・・・!?
人物考察、交渉術、人心掌握術、大衆心理、心理誘導など、心に関する描写が非常に多く
かなり心理描写に"こだわっている"作品ですが、すごく人を選びます。

なんといっても、キャラクターデザインが"あっさり"なら、シナリオも"あっさり"で
淡々と進んで、淡々と終わります。

(^∀^)おー、なるほどなるほど

(´・ω・`)え、終わり・・・?

みたいな感じで
山を越えたり、谷に落ちたり。という展開が少なく、平地を普通に進んで終わる感じでした。

バッドエンドのほうが、よっぽど激動の展開でしたが
グッドエンドは・・・クールというかスタイリッシュというか・・・ご都合主義というか・・・

最後には考察の要素もあるのですが、うーん・・・足りない。


【Hシーン】B
全18回というHシーンは、かなり気合が入っており
絵柄が好みならオカズ勢も満足しそうですが、

オートスライド機能を搭載した下着とか、服を着たり脱いだり忙しい主人公とか
大事なことなので同じテキストを二回も言う主人公とか、スタッフが笑わせにきているのが少し萎えそうです。

SEが細かく感心しましたが、ひらがな表現だとピー音なのに、カタカナ表現だとピー音が無かったり
その辺の住み分けが良く分かりません。

後はテンションの下がるHシーンが二回あることでしょうか。


【テキスト】C
エロゲをプレイしていたのかと思っていたら、漢字検定を受けていた。
そんな気分にさせてくれる作品です。

日常では見かけない漢字が多く、ほとんどルビも無いので
いちいち検索しているとテンポも悪くなるため、
ヒゲトニオのように漢字が苦手な人は、ニュアンスで感覚的に理解することを強いられます。

気になった文章は18箇所あり、かなり萎えます。
でも、難しい漢字が多いわりに「パンティー」とか「ハンカチーフ」とか「ファストフード」というギャップが笑えます。

慣例に真っ向から立ち向かうポリシーは良いのですが、現代人に通用するのでしょうか・・・

キャラクターを理知的でミステリアスに演出する会話や、舌戦は面白く
納得させられるテキストはプロの所業なのですが、
誰かから一般人にも読みやすい表現にしようという提案とか指摘は無かったのでしょうか。

ちょこちょこ注釈やネタも入るのですが、追いついていないほどに小難しい話です。


【プレイ中の評価5段階評価】
■■■□□ システム:3
■■■□□ グラフィック:3
■■■□□ サウンド:3
■■■□□ キャラクター:3
■■■□□ シナリオ:3

【クリア後の評価5段階評価】
■■□□□ システム:2
■■■■□ グラフィック:4
■■■□□ サウンド:3
■■■■□ キャラクター:4
■■■□□ シナリオ:3


総評価C
得点数:65点


【プレイ感想】
この作品の魅力は表面上はエロゲなのに、本質はエロゲらしからぬ硬派な内容で
理に適った論戦や考察は妙に説得力があり、思わず「なるほど~」と唸る会話が多く、

超メインヒロインの一人である「神尾 愛生(CV:桐谷華)」を受け入れられるかで評価が大きく変わり
かなり人を選びますので、あまり大衆向けの作品ではありません。

全く面白くないわけでもなく、光る作品ですが、
明らかにテストプレイが不十分なので
作り込みが雑すぎて、かなり疲れました。

というのも共通ルートの占める割合が異常に大きく、多少は差別化されているようで
ほとんど差別化されていないので、プレイ環境も相まって飽きます。

でも合間に個別ルート用のミニイベントが入っていたりするので
クソみたいなシステムと戦うか迷うのですが、あまり重要なシーンでもなかったりするので面倒です。

開発資金が足りなかったのでしょうか、開発期間が短かったのでしょうか。
属人化が顕著すぎて、組織としての完成度の低さが、そのまま品質に表れている作品でした。


【OPムービー】



【あとがき】
うーん・・・かなり期待できる世界観だっただけに勿体無い作品です。
クソゲーとまでは言いませんが、「桐谷華」が好きでもなければ止めといた方が良いです。
レビュー用のプレイ中メモが35項目に達した唯一の作品で、
ヒゲトニオの場合は、これまでの作品も基本的には修正パッチを当てず、
何もない出来立ての状態でプレイして、作り込みに注目しているのですが
これに関しては、必ず修正パッチを当てた方が良いです。

<セミラミスの天秤で登場した強敵一覧>
科白(せりふ)
智慧(ちえ)
烏滸(おこ)がましい
狭隘(きょうあい)
昂奮(こうふん)
料簡(りょうけん)
怜悧(れいり)
逼塞(ひっそく)
覚束(おぼつか)ない
寂寥(せきりょう)
同衾(どうきん)
静謐(せいひつ)
忸怩(じくじ)
衒(てら)い

ヒゲトニオは5つしか読めませんでした
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6:

個人的にはシステムとエロシーンがマイナス点だけど
久しぶりに楽しませてもらえたゲームでした。

まあ尖ってる部類に入ってる作品だとは思うので簡単に人に勧めれるゲームではないのは同意しますが

あ、あと漢字検定を趣味で受けてる私は読めなかった漢字はないかな。まあ普通は使わない漢字ではありますがね

2014.07.06 07:38 まぼろし(幻) #- URL[EDIT]
7:

※6:まぼろし(幻)さん
 ご感想ありがとうございます。

 このゲームで一番の魅力は、表面上はエロゲなのに
 本質はエロゲらしからぬ、非常に硬派な内容で
 人間の心理に関する内容とか
 キャラ同士の論戦や人物考察は、妙に説得力があり、
 福本漫画や甲斐谷漫画に通じるモノがあるかと思います。
 
 漢字については・・・もう一度見ても読める気がしません。

2014.07.06 23:36 ヒゲトニオ #mQop/nM. URL[EDIT]
8:管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2014.07.24 18:34 # [EDIT]
9:Re: はじめまして

> 非公開 様
 情報提供ありがとうございます。
色々な作品を広く浅くプレイしているので、そういった一人のライターを追求したことがないので
とても参考になります。
それも一つの個性であり、魅力的な要素ですね。

2014.07.24 21:08 ヒゲトニオ #- URL[EDIT]
10:管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2014.07.31 01:45 # [EDIT]
11:Re: タイトルなし

> 非公開 様
 ご感想ありがとうございます。
修正パッチも用意されているので、幾分はマシになっているのでしょうが
発売日から三日が勝負といわれるエロゲ業界で、この作り込みは残念です。

ファンタジー設定を持ち込まず、ガチリアル世界観の人間模様だけで面白い作品が作れるのは
エロゲ業界では貴重なブランドですが、もうちょいチーム全体で動くべきだったかと思います。

後はオマケ要素も内容はともかく種類が豊富だったので、ファンサービス自体は好感の持てるブランドでした。

2014.08.02 19:40 ヒゲトニオ #- URL[EDIT]

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